キムチチゲ(韓国旅行の記録その1)

つるぼに触発されて、あと、韓国旅行の記録も残しておきたいので、ぼちぼち更新を再開しよう。
11/18午前9時20分に関西国際空港を飛び立って仁川に向かった。アシアナとANAの共同運行便だった。約1時間40分で無事ソウル着。「タクシーあるよ」との日本語での客引きさんをいなしながら、KALのリムジンバス乗り場に向かう。一台、すぐにも出発という便があって運転手に料金を渡して飛び乗った。風景を眺めながら約1時間でソウル市中心部に。ロッテホテル前で下車し、地下鉄(2号線)に乗り換え、東大門運動場駅で地上に出る。予約しておいたホテルはこの駅のすぐ近くだ。羽田から、ほぼ同じ時刻の便で金浦空港に到着したNさんと、ホテルで合流。時間はもう13:00を回っていたので、旅装を解くやいなやホテルを出た。Nさんは数年前から年に1回韓国に観光に来ている。そのNさんには韓国通の師匠がいて、その師匠直伝の情報により、まずは冷麺店を目指した。店にはたどり着けたのだが、残念なことに18日まで臨時休業というではないか。「では、明日の昼食はここにしましょう」と気を取り直して今度はキムチチゲの店を目指す。光化門の交差点の近くの路地を入ったところ、というNさんの記憶を頼りに何とか到着。近所の店と比べて目立つ看板など何もないのだが、ドアを開けると午後3時前という中途半端な時間なのに、4つのテーブルは満席。地元でも人気の店だと分かる。たまたま2人連れが帰るところだったので待たずに入れた。
さて、キムチチゲは2人前用、3人前用……と大きさの違ういくつもの鍋に下ごしらえした材料が入ったものが用意されていて、注文と同時にテーブルのコンロにかけられる。鍋ができあがるまでキムチ(これは無料=右上の写真)をつつく。これでは物足りないので、Nさんお勧めの「卵焼きを」頼んでみた。

ネギが入っただけのシンプルな卵焼きなのだけれどうまい。
鍋が煮立ってできあがり。

中身は、キムチと厚切りの豚肉と豆腐。キムチは古くなって酸味が強くなったものを、出汁として使うのだそうだ。だから、酸っぱい、そして辛い、のが美味しい。店は「光化門チッ」。「光化門」「キムチチゲ」でぐぐれば、結構いろんなページがヒットする。日本人観光流行者にも人気のようだ。
※帰国後数日して神戸にある韓国料理の店でキムチチゲを注文してみた。おそらく日本で食べるキムチチゲのほとんどのものと同様、ソウルで食べたのと違って、甘い。店の人に理由を尋ねてみると「日本人の下には酸っぱくなったキムチは合わないので、砂糖をたくさん入れているんです」とのこと。中に入っている豚肉も薄切り肉で、なんだか悲しくなった(続く)