韓流おでんは大根がただ!?(韓国旅行の記録その3)

ソウルの夜はまだ始まったばかりだった(11/18)。済州島黒豚の焼き肉を堪能してからタクシーで漢江を越え、前回の出張でK先生と一緒に飲んだバーに向かった。

ところがここでちょっとしたトラブルが…。半年前に「次回はNさんと一緒に3人で」と言ってキープしたボトルが「見つからない」と店の人がいう。半年でバーテンさんも女の子もことごとく変わっていて、我々を覚えている人がいない。K先生はひたすら粘って探させるのだが、結局ないものはないということで、新しくボトルを入れるかどうかしばし思案。そのうち、子供を寝かしつけたK夫人が合流することになって店を出ることにした。バーのほぼ向かい側にあるおでんやに河岸を変えた。そのおでんだが、おでんの鍋は、それぞれ客席のテーブルに埋め込まれている。客は勝手におでんを取って食べて、店の人は串の数を数えて精算する方式だ。

おでんを食べながら焼酎を飲み、日本語を話せないK夫人とは英語で話すことに。そこはそれ、コミュニケーションを取る気になればなんとでもなる。なせばなる(笑)。
ふとおでん鍋をのぞき込むと、大根が底の方に沈んでいるのだが、串が刺さっていない。ということは、大根を食べても串が残らないから、お金は払わなくてもいいのだろうか?すっかり泥酔気味のK先生に聞いてみると、「ん〜、大根はただなんでしょうねえ」。ほんまかいな?しかし、どうも大根でお金を取ろうとは思っていないようなのだ。
時刻は午前1時半。ぼちぼちお開きの時間だ。焼き肉の店で、いつの間にか翌日は光州に足を延ばすことが決まっていた。K先生とNさんの旧友のこれまたK先生という人に会いに行くことになってしまったのである。こんなに飲んで、本当に翌日光州に行けるのだろうか?そもそも、2泊する予定のソウルのホテルはどうすればいいのか?何はともあれ、私とNさんはK夫婦に見送られて再び漢江を渡って東大門に帰ったのであった(続く)。