キラーアプリはファクスソフト・その2

 「今時、仕事の連絡にファクスは必要なのか?」と言われるかもしれません。しかし知り合いの営業マンに聞いてみると、まだまだファクスによる連絡が、第一選択ではなくても、「念のため」の手段として不可欠だという意見もあります。とはいえ、ビジネスの世界では少数派になりつつあるのは事実でしょう。
 あれは確か、97年か98年だったと思います。WinCEベースのハンドヘルドPCとしてのモバイルギアR-300を購入しました。カラーでなく白黒のモデルを選んだのは、乾電池で動いてくれたからです。そして大きかったのは、標準でファクス送受信ソフトが入っていたことです。現場で原稿執筆、送稿・ゲラチェックまでひとつの機械でできてしまうわけです。しかもノートパソコンとは比べものにならないくらい電池が持つ。全く夢のような仕事環境を実現してくれる……はずでしたが、思わぬ落とし穴がありました。画面が暗いのです。暗くて見えないよ、R-300!そしてR-300はたった1年くらいで、当時勤務していた名古屋の大須にある、某中古パソコンショップに売られていきました。
 200LXでもファクスの送受信はできました。でも私は結局、LXを仕事で使い倒すというまでには使いこなせなかったのです。LXはもっぱらPIMとNiftyのフォーラムに参加するためのログ読みレス書き用に使っていました。
 そんなときに出会ったのがJornada680でした。(続く)
※こうしてみると、私はPDAについては、日本hpとNECに翻弄されているような気がしてきました(^^;)